新撰組グループ概要

会社名 Shin-Sen-Gumi Restaurant Group
設立年度 1992年7月
代表 重田光康 (重田局長)
従業員数 450
本社住所 17840 S Western Ave, Gardena, CA 90248, USA
レストランの数 15
ビジネスの詳細 Operats Shin-Sen-Gumi group restaurants including the central kitchen

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新撰組の成り立ち(理念、信念、熱い話、展望)

人間育成道場

<新撰組グループ>のスタート当初、重田局長は仕事を通して自分を売り込み、名声を得て、お金も儲けたいという欲があった。しかし、今考えるとそれは“邪心”でしかなかった。

店を始めてから3年目のある日、アルバイトで入っている子達の後ろ姿を見て、あることに気が付いた。店に入った時には挨拶一つ出来ていなかった子が挨拶を出来るようになり、全く人に気を遣えなかったような子がちゃんと気を遣えるようになっている。

彼らの成長した姿を見たときに パーンと一気に霧が晴れ自分がしたかった事はこれだと感じた。世界一のまごころと気合のこもった店作り という理念はあったが、その時から、その後に続く『職場を通じ社会貢献できる豊かな人間育成道場』 という言葉が生まれた。

人に喜ばれる生き方

重田局長は博多の焼き鳥屋『屯所』にてアルバイトをしていたとき、経営者が倍の時給を払ったとしても、安いと思ってもらえるくらい一生懸命働いた。

自分が向いているか向いていないか、やりたいかやりたくないかではなく、与えられた仕事に対しては自分に嘘をつかず、一生懸命働けばおのずと結果は付いてくる。

逆にそこで変な計算をしたら、それは必ず自分へ返ってくる。そうやって正直に人に喜ばれる生き方をしたことが、今の<新撰組グループ>の繁栄にも繋がっている。

挨拶の大切さ

<新撰組グループ>では挨拶、礼節、目配り、気配り、心配りを大事にしており、従業員が店に入る際、必ず挨拶をする。 店は日本の食文化を伝える神聖な場所であり、お客さんとの触れ合いの場。

そして、自分を高めるところであり、自分の生活の基盤でもある。だから、そこで挨拶をするのは当然の礼儀であり、お客様に対してだけでなく店に入る時は店に挨拶をし、さらに出る時、帰る時、従業員同士も挨拶する。

そして、挨拶は“気” の交換でもあり、挨拶をすることは“気”を高め、人間がもともと持っている人間力を高めることが出来る。もしお客様が仕事帰りで疲れていても、挨拶をすることが明日への活力と繋がる。

お客様の都合で考える

新撰組の開業当時、ロサンゼルスでは週7日間、1年365日を全く休みなしで営業している日本食レストランは他に無かった。

これは重田局長が正月に開いている店がどこも無かったために寂しい思いをしたという経験からきているもので、従業員の都合で店を閉めるのではなく、お客様の都合で店を開けるべきだと考え、新撰組を年中無休の店にした。

正月は餅つきをやって、お雑煮を食べてもらうというサービスも、あくまでもお客様に喜んでもらおうと思って始めたものである。

新撰組チャリティ夏祭り

日本の文化を伝える国際的な文化交流や地域の活性化を図る場として、新撰組では正月の餅つきや子供の日、母の日、父の日など年間を通して様々なイベントを行なっているが、その中で最も重要なのが「夏祭り」だ。

'07年8月に行なわれた「第5回新撰組チャリティ夏祭り」は<新撰組グループ>の創業15周年記念とも重なり、日本から約100名のお客様が自費で訪れるなど、今までにない盛り上がりを見せた。

従業員総出で準備、運営を行ない、若いアルバイトの子達も寝ずに会場設営などを経験。一人一人は小さい力であっても、皆が一つの目的へ向かっていけば大きなことをやり遂げることが出来る。それを若いうちに体験かつ体感することは人生の中で大きな財産であり、お金には換えられない価値がある。

誠(まごころ)を日本にオープンした理由

「世界一の気合いと誠(まごころ)のこもった店」という<新撰組グループ>のモットーから引用して店名が付けられた、<新撰組グループ>の日本進出第一号店である『誠(まごころ)』。(現在は、『まごころ創作 しげ田』の名で営業中。)

この店は何らかの事情でロサンゼルスから日本へ帰らなければならなくなった従業員に対する日本での受け入れ先=仕事場という位置づけで出店した。

さらに日本でも将来何をしたらいいか悩んでいる人達を受け入れて、将来的にアメリカで勝負する機会を与える窓口になればという思いもあった。